戸山流居合抜刀術(武柳派)  三段・四段科目表
三段科目(短剣術・刀対短剣)  四段科目(奥居合) 
  仕太刀  打太刀     
1本目 右半身の構え、小走りにて右に受け流し、 敵の左腕を左手で掴み、左脇腹突き。
眉間に残心。
中段構え小走りにて、真向斬り。 1本目・右の敵 右の敵に対し、みぎ、左、右足で攻めて横一文字で斬る、納刀の途中、敵斬りつけるのを足元で受け胸部を突く。
血振りしてから納刀。
2本目 右半身の構え小走りにて、右に受け流し、右袈裟斬り、眉間に残心。 左諸手上段構え小走りにて、真向斬り。 2本目・左前の敵 左前より頭上に斬りつける剣を若干右前に体を転じ受け流して、右手袈裟斬り、即胸部を突く。
血振りしてから納刀。
3本目 右半身小走りにて、左へ入身、相手の腕を左手で突き上げ、水月突き。    眉間に残心。
中段構え小走りにて、真向斬り。 3本目・前の敵 敵の動作に移る前に刀を抜き、胸部を突く、 納刀の途中に跳ね上げ、真向斬り。
血振りしてから納刀。
4本目 右半身小走りにて、左へかいくぐり、敵の右腕を左手で押さえ、右脇腹突き。
眉間に残心。
下段構え小走りにて、真向斬り。 4本目・抜き胴 刀の下をかいくぐり右の胴を斬り抜け、右、左、右足で真向斬り。
血振りしてから納刀。
5本目  右半身の構えにて、斜め左に下がり かわし、敵の右腕を左手で押さえ、
右脇腹突き。 眉間に残心
八双構え小走りにて、右袈裟斬り。 5本目・柄当 柄当てから右手片手突き、追い込み真向斬り
血振りしてから納刀。
備  考       全て右足より始まる。 


真向斬り=正面斬り。 
    
6本目・小手打ち  左の敵が刀の柄に手をかけるその手を柄頭で強打し、右の敵を右片手袈裟、左の敵を左袈裟斬り。
血振りしてから納刀。
7本目・前突から  四方斬り  前突き、後真向斬り、右横斬り、後ろ受け流して真向斬り。
血振りしてから納刀。
8本目・逆手から  四方斬り 後逆手で刃上で突く、右の敵両手で刃上で突く
左の敵左袈裟斬り、前の敵刀を跳ね上げて正面斬り。
血振りしてから納刀。
9本目・突 撃 左足を引いて横斬り、右上段に構える。
右袈裟斬り、左袈裟斬り、左上に斬り上げる、右上に斬り上げる。
真向斬り、左上段から正眼の構え。
血振りしてから納刀。
10本目・重ね斬り  足を開き刀目の前で横一文字、上段に構える、
右袈裟で上、左袈裟で下を斬る。
鍔元約10㎝は早く、後は静かに納刀。

戸山流科目標